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Ashtanga Yoga 鎌倉 with キャメロン2017講話〜その1

      2018/03/31

生涯のヨガ実践~あらゆる年代にとってセラピューティックなアシュタンガ・ヨガ

初日の講話の概要をご紹介します。

何のためにヨガを練習するのか?

物質には次の3つの性質がある。

  • タマス(重い)
  • ラジャス(激しい)
  • サットヴァ(純粋な)

ヨガはサットヴァを作るために練習する。サットヴァになると身体だけでなく、心もクリアになる。

高齢者でもヨガの練習はできるのか?

ヨガはパフォーマンスの向上をめざす運動ではなく、治癒なので、高齢者でもできる。

パタビジョイス氏が言った私の好きな言葉を紹介しよう。「若者も老人も練習できる。病人も元気な人も練習はできる。怠け者は練習をしない。」

高齢でヨガを始める場合や、強い薬を飲んでいる場合は、アサナの間にダウンドッグやチャイルドポーズで十分に休憩を挟む。呼吸のリズムを感じて、エネルギーが動くのを観察するとよい。

どう動けばよいのか?

アサナの動きの方向に向かって動くと良い。例えば、三角のポーズでは、腕は足と空の方向、腰は外方向に動かす。どこまで動くかではなく、エネルギーの流れのチャンネルが開くのを感じられれば良い。

ただし、体の仕組みに関する知識も必要だ。例えば蓮華座を組む時、膝を完全に閉じてから太腿に足を置かないと膝を痛める。腰の筋肉のほうが膝よりも強いからだ。そのためには、膝を曲げる前に膝を後ろに回して腰を柔らかくする必要がある。

ヨガは健康な人のするものなのか?

昔は健康でない人にヨガ療法をしていた。パタビジョイス氏の時代は、アーユルベーダの先生が患者さんをヨガに送り込んでいた。今でも、安定して立てない人に椅子に座ったヨガを教える先生もいる。

健康な若者ならサーカス的な練習を好むかもしれないが、そもそも何のためにヨガをするのか、というはじめの質問に戻って考えるべきだ。

人は生きていくうちにサムスカーラという心の習性が蓄積される。サムスカーラは潜在意識に留まって、エネルギーの流れを阻害する。ヨガの練習を続けると滞りを痛みとして感じることがある。そういう時は、オイルバスに浴すると、痛みの原因である毒素が肌から染み出す。毒素が溜まりやすい腸をエネマ洗浄するのも良い。デトックスの後はアマラキやビタミンなどで栄養を補う。細胞に蓄積された毒素を取り除くためにサイクリック・ファスティングや間欠式ファスティングを取り入れる人も増えてきた。昨年ノーベル賞を受賞したオートファジーがその仕組を説明している。

どんな食べ物が皮ふの老化防止に良いか?

海藻由来のコラーゲン、アラマキなどのビタミンC、竹由来のシリカを取るのが良い。コラーゲン不足はベジタリアンで問題になっている。肌の美しさはデトックス、栄養、睡眠の全体バランスで決まる。

ヨガの実践を続けるにはどんな心がけが必要か?

大事なのは、リズムやペースを持って練習すること。毎回全てをやる必要はない。初日はマットをひくだけ、2日目はマットの上に立つまで、3日目は・・・でよい。動き始めて軽さを感じている間はエネルギーが体の中を動いているが、それを感じなくなったらそこで練習を終える。練習の最後は、疲れを取り除くために10分から20分は休憩する。

質問:ヨガの練習を日常生活に活かすには、どうすればよいか? 生活で疲れてヨガでリフレッシュ、を繰り返しているだけではないのか?

良い質問だ。ヨガの練習には2つの方向がある。

  1. サドゥーのように世間から離れて修行する。
  2. 世間に繋がった状態で修行する。

2.は難しいが、クリシュナマチャリアが弟子のパタビジョイスに「ヨガを家に戻って教えなさい」と言ったのは大きな事件だ。そのときからヨガは公に教えられるようになり、今の普及がある。

いつも平安無事が良い訳ではない。日々の生活の中で嫌なことが起きても、今の状況を受け入れることが重要だ。その際、外の出来事に盲目的に反応するのではなく、自分の行動を選択するよう心がける。そして、自分の努力に対する見返りを期待しないことだ。

私の経験だが、母国ニュージーランドに戻って会社勤めをしていた頃、自分のバランスを保つため、瞑想や呼吸やアサナを試した時期があった。瞑想のみとか瞑想と呼吸法を2時間とか試したが、その後人に会うと世間から離れすぎる感じがした。しかし、アサナをすると世間と繋がる感覚が戻った。とても汚れた窓ガラスをどうやってきれいにするか考えてみると良い。はじめはタワシで、次にスポンジで、最後に乾いた布で拭くだろう。タワシはアサナ、スポンジは呼吸法、乾いた布は瞑想の比喩だ。それらの組み合わせ方や時間は自分でやってみるしかない。呼吸を通して体の中を動くエネルギーの流れを観察することだ。  ■

 

 

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