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2023年3月12日

Rolf Institute of Structural Integration認定ロルファー™ 吉岡英明(よしおか ひであき)

総合電機メーカに勤務する傍ら、アシュタンガ・ヨガを7年学ぶ。膝のケガを契機にロルフィングを体験し、セッション後も日々身体が内側から変化する不思議さに魅了された。生命活動に対する好奇心が今も強く在ることを確認し、休職して留学。人のお役に立てるセカンドライフを決意。和食、ワイン、お気楽ヨガ、太極拳、弓道、散歩、孫のお守りをこよなく愛す。

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  • 1958年 九州生まれ ハイハイ経験なし
  • 1981年 大阪大学基礎工学部 生物工学科卒業 生体計測専攻、電機メーカーに入社
  • 1981年~1987年 人間工学研究

眠気や自律神経活動レベルといった刻々と変化する生理情報を計測・推定し、視覚や聴覚を介して本人に知らせるバイオフィードバックは、普通は意識に上らないカラダの状態を知覚に結びつけるツール。長時間ドライバーへの提案、オリンピック候補選手のイメージトレーニング補助器として試用された。

  • 1987~2014年 システム設計

阪神から湘南に移る。

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ゆらぎと学習を特徴とするニューラルネットワーク実験装置を開発。ディープラーニングが人間の認知能力を超えるまで成長する構造を秘めていたとは、当時予見しなかった。

衛星を管制する地上システムを開発。アジア、欧米、中東などの異文化圏の技術者と交流。2008年ごろから休暇を利用して、ヨガやアーユルベーダなどの伝統的な生きる知恵を、それらを育てた現地にて体験。人間性は育った環境や文化と切っても切れない結びつきがあるんだなぁと実感する。

  • 2014~2015年 休職し、米国ロルフ・インスティテュートにてロルフィング基礎トレーニングを修了。
  • 2016年 退職し、ハプテミック・アウェアネス開業。

今、技術も自然も社会も振れ幅が激しく大きいこの世界で、我々は何を揺るぎない土台としているのか、どのようにこの環境変動に適応しようとしているのか、に関心がある。

ハプテミック・アウェアネスとは

赤ちゃんsample赤ちゃんは水々しく柔らかい肌で触れることで自分と世界の関係を築いていきます。土のぬくもり、海に身体を浮かべた時の包まれ感、頬を撫でるそよ風の心地よさ、太陽に手のひらをかざした時の圧倒的な暖かさ、自然と触れ合った時に湧き上がるこれらの感情は体験を通して学んだ知恵です。

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この、自らの体験を自分の育った文化の価値観に照らし合わせて知恵を得る主観的な視点をemic(イーミック)、主観を排除して観察したことを一般化して客観的な知識を得る視点をetic(エティック)と人類学者ケネス・パイクは名付け、両者のアプローチを区別しました。産業革命以来、自然科学などのeticな方法で社会は急進展してきたけれど、ヨガや瞑想で自己探求するemicな経験も大事と現代人は気付いたのではないか、とあるヨガ教師から聞いた言葉がずっと心に残っていました。そんな時、3.11の天災・人災をきっかけに科学技術への依存一辺倒な自分を振り返り、emicな生き方に舵を切ろうと思いました。

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デジタル化社会で心豊かに暮らすためには、hapto(火を灯す、しっかり留める、触れる)+emic(腑に落ちる)な視点も必要ではないか、そんな思いを込めてhaptemic(ハプテミック) awareness(アウェアネス=気づき)と名付けました。

あなたの体に眠っている本来の能力に気づいて、日々の何気ない動作にそれを活かしてみませんか。きっと、新しいご自身を発見することになるでしょう。そんなお手伝いができれば幸せです。