ナンシー・ギルゴフ新潟WS
メインの目的は温泉でヨガはオマケのつもりが、終わってみるとヨガ魂に再び火が灯りました。
ナンシーは、アシュタンガ・ヨガ黎明期の生徒。創始者であるパタビ・ジョイス師の教えを忠実に引き継いでいます。この2日間の練習で学んだことは、
- なんといっても、呼吸を楽しむこと。そのためには、口蓋に舌をつけて顎を緩める。
- 前屈のポーズは腰を伸ばして折りたたむのではなく、お腹に少しスペースを残したまま、頭を脚につける。これにより、骨盤底を引き上げる力に気がつく。
- 三角のポーズも同じで、骨盤は冠状面での動きから少し前傾させることで、骨盤ボール内のコアを感じる。
- 立って開脚前屈のポーズは、頭を床に付け3点で支えることで、ハムストリングが緩む。
- 手で体重を支えるポーズは、指を伸ばしきらずに、少し曲げて掌を浮かすことで手首への負荷を軽くする。
など、アライメント重視のヨガと違って、目からウロコでした。
総じて言えるのは、シンプルで力強いこと。命の息吹を感じられます。
アシュタンガ・ヨガは身体の末端部分をどこかに付けるポーズが多いのですが、このループに息を吐き入れることで自ら熱を作り出しているみたいです。口蓋に舌をつけて顎を緩めていると、最後まで呼吸が荒くならず、テキトーに力が抜けていい感じにまとまりました。これはエキサイトする日常の場面にも応用できそうですよ。
2日目の練習の後、慈悲の瞑想をしました。
- 愛と優しさに満たされますように。
- 健康でありますように。
- 平和で安らかでありますように。
- 幸せでありますように。
この主語を、
- 自分
- 街で実際に会った人
- 配偶者や親以外の愛する人
- 苦手な人や政治家
の順に、息を吐きながら心の中で唱えます。aまたはdを唱え辛い場合があります。ここに深く学ぶ余地がある、という話に納得。 💡
最後に、日本の調査捕鯨を止めて欲しい、そのためには日本人自らの声が必要と訴えていました。これには僕は反対意見ですが、自分の考えを素直に伝える姿勢は素晴らしいと思います。
信濃川べりは垢抜けた都会の様子。
お寺を移動する珍しい風景。建物全体を持ち上げている。
酒蔵の前に立つおじさん、飲み比べ楽しかったよ。