キャメロンのヨガWS

2020年7月7日ワークショップ

ニュージーランドに住むキャメロン先生が、第二の故郷・鎌倉でワークショップを開催しました。マイソール・スタイル(各自のペースでアサナ(ポーズ)をし、先生が調整して回るインドの伝統的な練習方法)での練習の後、1時間ほど講話がありましたので、その一部をご紹介します。


今日は対話形式で進めます。テーマは、ヨガは如何に作用するか」です。

ヨガを始めてどんな体験をしましたか。他のエクササイズとどこが違いますか。

  • 身体の動きを内観、特に呼吸を感じられるようになった
  • 思考の働きを観察し、ピュアな考えを選ぶようになった
  • 食事が変わった

アシュタンガ・ヨガの最初のシリーズは、サンスクリット語で「ヨガ・セラピー」と言います。

アシュタンガ・ヨガは見た目が力強いので、身体的なエクササイズと誤解されることが多いですが、エネルギーの流れを身体や思考に結びつけるものです。

花は、花以外の要素から出来ている。同様に力強いアサナ(ポーズ)はアサナ以外の要素から出来ています。

運動量はヨガ・セラピーに必要な要素でしょうか。どこで練習を終えるのが良いでしょうか?

ある程度の運動量のある練習を定期的に続けると、アサナを進めるに従って身体内部のエネルギーが上がっていくのが自分で感じられようになります。しかし、そのエネルギーがだんだん下がってくるように感じられたら、その日の練習は終えたほうが良いでしょう。

アシュタンガとは八支則と訳され、8段階の練習で内部を浄化する自己探求の道です。特に、第1段階のヤマ(道徳)と第2段階のニヤマ(清浄や知足など勧んでやるべきこと)を日々心がけることが重要です。

思考は必ずしも真実を表しているとは限りません。市場原理で動く現代社会は真実とのつながりがなくなっています。しかし、身体感覚はいつも真実です。その真実に向き合う練習がヨガであり、ありのままを生きるということです。

ヨガの哲学とヨガのアサナと、どちらを先に学ぶのがいいですか。

アサナの練習で経験を積むのが先です。頭で分かったつもりでも自分の経験と結びつかないと、身に付いたことになりません。ある程度アサナが進むと、哲学を並行して学んでいくのがいいでしょう。


明日が鎌倉での最終日ですので、ご興味のある方は是非参加ください。詳細はここをクリック。